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授乳期にマカを摂取すると

授乳時にマカを摂取していいのか?

マカは疲労回復や滋養強壮に効果を発揮する健康食品で、ドラッグストアや健康食品の販売店では、サプリメントや乾燥マカ粉末に加工され販売されています。
栄養補給に役立つサプリメントの中には、説明書に妊娠中や授乳中の摂取を禁止するものも存在しています。
そのため、栄養が不足しがちな授乳中の女性の中には、マカの摂取をためらう方がいらっしゃいます。
マカは授乳中に摂取してもいいのでしょうか?
今回は、マカと母乳の関係についてお話します。

授乳中に控えるべき栄養素

授乳中にマカを摂取していいかどうかを検討する前に、一般に授乳中に摂取を控えた方が良い栄養素を見てみましょう。

動物性の油脂類

母乳を作り送り出す乳腺は、とても細い組織です。
融点※1の低い動物性の脂肪を過剰に摂取すると、脂肪が乳腺に詰まり、母乳の出が悪くなります

※1 融点とは、固体が溶けて液体になる温度のこと。

アルコール

母乳は血液から作られます。
授乳中にアルコールを摂取すると、血液を通じてアルコールが母乳に混じり、そのまま乳児が摂取してしまいます。
乳児はアルコールの代謝※2機能が未発達なので、体内に長い間アルコールが留まります。
その結果、脳や体の発達が遅れ、最悪の場合は乳児がアルコール中毒症を起こしてしまいます。

※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

カフェイン

カフェインは摂取した量の1%が、母乳として乳児に移行します。
カフェインはお茶やコーヒー以外にも、チョコレートや栄養ドリンクなどにも含まれます。
少量であれば余り影響はありませんが、大量に摂取すると乳児の中枢神経も刺激し、寝つきが悪くなります。

マカのサプリメントにはアルコールやカフェインが使われているものがある

サプリメントや栄養ドリンクの表示に、妊娠中や授乳中の摂取を控える説明があるのは、成分にアルコールやカフェインが含有されているからです。
アルコールやカフェインには、サプリメントが含有する栄養素の吸収率を上げたり、その効果を高めたりする効果があります。
マカを配合したサプリメントの場合、添加物にアルコールやカフェインなど母乳に悪影響を与える成分が使われている場合があるので、説明書の確認が必要です。

マカは授乳中の摂取に問題なし

マカは、南米ペルー原産のアブラナ科の野菜です。
マカの主成分は炭水化物で、エネルギーの生産に必要なビタミンB群、体作りに必要な各種アミノ酸、必須ミネラルが豊富です。
また、アブラナ科特有の有効成分であるグルコシノレートを豊富に含有しています。
そのため、原産国のペルーではスタミナ食として愛用され、普段の家庭料理にごく普通の食材として使用されます。

マカの成分に、授乳中に控えるべきアルコールやカフェインはありません。
日本で販売されているマカは、乾燥させたマカの粉末か、その粉末を加工して生産したサプリメントがほとんどです。
乾燥させたマカの粉末であれば、授乳中に摂取しても問題ありません。

マカは母乳の質を高める

母乳の質は母体の健康が大切

母乳は、血液から作られます。
母体の健康や栄養状態によって、作られる母乳の質が左右されます。
血液は体の隅々に必要な栄養を届けるため、様々な栄養素を含有しています。
血液が乳腺に至ると、たんぱく質や糖質、各種ビタミン、必須ミネラル、そして乳児に免疫機能を与える抗体が母乳として取り込まれ、乳児に与えられます。

特に出産直後から排出する初乳には、抗体のほとんどない乳児を病気などから守る抗体が多く含有され、母乳を通して乳児に抗体が移行します。
マカは主成分が糖質で、たんぱく質の原料となる各種アミノ酸や必須ミネラルが豊富です。
マカを摂取すると血液中にこれらの栄養素が増えるので、母乳の質が高まります。

マカで授乳時に不足する栄養素を補給

授乳はもう一人の生命に栄養を与える行為なので、自分一人を支える以上に多くの栄養素を摂取しなければなりません。
現代は飽食の時代と言われ、以前よりも栄養不足に悩まされることはありません。
しかし、元来食が細かったり、疲労が蓄積し食欲不振になったりすると、乳児に十分な栄養を与えられません。
また、日本人の食生活ではカルシウム、鉄、亜鉛が普段から不足しがちで、授乳時にはさらにこれらの栄養素を摂取しなければなりません。

厚生労働省が定める『日本人の食事摂取基準』では、鉄と亜鉛に授乳時に必要な摂取量が設けられており、普段より鉄は2.5mg、亜鉛は3mgも多く摂取しなければなりません。
また、カルシウムは授乳中に吸収率が高めるため摂取基準が設けられていませんが、授乳中は母体のカルシウム量が減少するので積極的に補強したい栄養素です。
カルシウムは骨の成長に、鉄は血液の生産に、亜鉛は細胞分裂に、それぞれ必要なミネラルです。
乾燥マカ100gあたり、カルシウムを450mg、鉄を25mg、亜鉛を12mg含有しています。
乾燥マカ粉末はジュースやスープなどに溶かして摂取ができるので、食欲のない時でもこれらのミネラルをはじめとした各種栄養素を手軽に補給でき、母乳の質を高めます。

マカのアルギニンが母乳の出を促進する

出産と共に胎盤が排出されると、それと同時にプロラクチン というホルモンが脳下垂体の視床下部から分泌されます。
プロラクチンは脳下垂体後葉を刺激し、オキシトシンの分泌を促進します。
オキシトシンが分泌されると、血液を通じて乳腺に伝わり、乳腺の周囲の筋肉を収縮させポンプのような動きをさせます。
ストレスや疲労などで自律神経が乱れていると、自律神経を司る視床下部の機能も乱れ、プロクラチンの分泌も低下します。

マカに豊富な非必須アミノ酸のアルギニンは、視床下部と連動する脳下垂体を刺激し、プロクラチンの分泌を促進する作用があります。
その結果、脳下垂体後葉から出るオキシトシンの分泌量も増えるので、母乳の出が良くなります。

まとめ


本来マカは、授乳時に母乳に悪影響を与えるカフェインやアルコールを含有していません。
しかし、マカを配合したサプリメントの添加物にこれらの成分が入っていると、母乳に悪い影響を与えます。
僅かな量で豊富な栄養素を含有する純粋な乾燥マカの粉末は、母乳に良い影響を与えます。
マカは授乳時に不足しがちで、乳児の成長に影響を与えるカルシウム、鉄、亜鉛が豊富で、さらにアミノ酸のアルギニンが授乳を促進するホルモンの分泌を増やします。
マカは、授乳時の栄養補給に最適な健康食品です。

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