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マカで肝臓病予防(マカは肝臓病にも効果的) 

マカで肝臓病予防ができる?

疲労回復や、精力増強に効果があることで、最近にわかに話題になっているマカ。
特に男性機能を向上させることで、男性の強い味方になってくれますが、実は肝臓病予防にも強い味方になってくれる食品です。
今回は、マカと肝臓病予防についてお話します。

肝臓の役割

肝臓は、臓器として脳の次に大きな器官で、人の体重の1/50が肝臓の重量です。
肝臓は私たちが生命を維持するためになくてはならない臓器で、分かっているだけでも500種類もの役割があります。
肝臓の主な機能は
* 代謝※1
* 解毒
* 胆汁の生産
などです。

※1 代謝とは、ある物質を体内で化学反応を用い、他の性質を持つ物質に変えること。

肝臓は食事から摂取した栄養素を代謝して、エネルギーの生産や酵素などの各種たんぱく質の生産を行います。
また、肝臓で生産した酵素やたんぱく質を用いて、人体に侵入した毒素や、体内で発生するアンモニアなどの毒の処理を行います。
さらに、体の免疫力を維持する脂肪を体内に吸収する際に必要な、胆汁の生産なども行います。
このように、肝臓は1つの臓器で多彩な機能を持っているため、「人体の化学工場」とも呼ばれています。

肝臓は沈黙の臓器

肝臓は毒物の処理を行うため、絶えず毒物の毒素で細胞が死んでいます。
その死んだ細胞を補うために、肝臓は非常に盛んな細胞分裂を行います。
そのため、細胞は自己再生能力が非常に高い臓器です。
肝臓は、全体の2/3を失っても再生し、その機能を保てます。
しかし、その再生能力の高さがアダとなってしまう場合もあります。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。
ある程度肝臓の病が進行しても、その高すぎる再生力と機能のため、他の臓器と違いほとんど自覚症状が発生しません。
自覚症状があらわれた時には、病気の進行が肝臓の自己再生力を追い抜いてしまった時なので、手遅れになることが多いのです。

肝臓の病気

肝臓の病気は様々ですが、一番多いのは生活習慣病の脂肪肝が引き金となり、肝炎、肝硬変へと進行していくケースです。
それぞれ、どのように進行し、どのような危険をはらんでいるのか、詳しく解説します。

脂肪肝

肝臓の病気で多いのが、加齢やストレス、運動不足などで引き起こされる脂肪肝です。
肝機能が低下すると、エネルギー代謝が低下し、肝臓に脂肪が蓄積して脂肪肝になります。
脂肪肝は日本人の1/3が患っていると言われている、生活習慣病です。
脂肪肝は食事や運動に気を付ければ、治すことができます。
しかし、放置すると様々な病気を誘発します。
脂肪肝は、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの分泌を促進します。
その結果、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの病を引き起こします。
また、脂肪肝になると糖尿病のリスクも高まります。

肝炎

脂肪肝が進行すると、肝臓で炎症が起こる非アルコール性肝炎を引き起こします。
肝炎には他にも、アルコール性肝炎、ウィルス性肝炎などがあります。
肝炎になると、体内で発生した毒の処理や、エネルギーの生産が低下するので、倦怠感や神経痛、関節痛、発熱、悪寒を感じるようになります。
さらに進行すると、目や肌に黄疸※2が生じます。

※2 黄疸とは、目や肌が黄色く染まる症状。体内でビリルビンと呼ばれる黄色い色素が代謝できなくなるため発症します。

しかし、肝炎になっても、人によってはほとんど自覚症状がありません。

肝硬変

肝炎がさらに進行すると、肝硬変を引き起こします。
ここでようやく自覚症状があらわれますが、肝硬変になると治療が困難になります。
さらに、肝炎や肝硬変は、肝がんのリスクを高めます。
がんは、がん細胞が分裂して増えることで進行します。
肝臓は細胞分裂が盛んなため、他のがんに比べ進行が早い傾向があります。
人体には、肝臓に変わる臓器はないので、健康を維持するには肝機能を如何に保つかが重要です。

マカと肝脂肪予防

肝臓は糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素を代謝してエネルギーを生産します。
肝臓で生産するエネルギーより、食事で摂取するエネルギーの方が多いと、余分な栄養素は脂肪に代謝され、肝臓に脂肪となって蓄積します。
これが脂肪肝の原因です。
運動や、基礎代謝を上げることで、肝臓に溜まった脂肪を減らすことができますが、この時に脂肪を燃焼する補酵素として作用するビタミンB群が必要です。
マカは、主に糖質を代謝してエネルギーに変えるビタミンB1、主に脂質を代謝するビタミンB2、三大栄養素を代謝するナイアシンが豊富です。
乾燥マカ100あたり、ビタミンB1を1mg、ビタミンB2を76mg、ナイアシンを35mg含有しています。
これは1日に必要な摂取基準の71%、4,872%、233%に相当します。
マカは、脂肪の代謝を促進するビタミンB2が豊富なので、運動と併用すると肝臓に蓄積した脂肪の燃焼が促進され、肝炎や、様々な病気を誘発する脂肪肝を予防できます。

マカと肝臓の解毒作用

肝臓は、体内で解毒を行う臓器です。
肝臓の解毒能力が低下すると、肝臓にもたらされた毒素で肝細胞が侵され、肝炎を発症します。
そのためには、肝臓の解毒機能を保つ必要があります。

肝臓とアンモニアの関係

肝臓は、体内で発生した有害なアンモニアの処理を行います。
アンモニアは、たんぱく質の消化や、新陳代謝で不要になった細胞を分解すると発生します。
アンモニアは神経細胞を麻痺させたり、体内でエネルギーを生産する細胞内のミトコンドリアの活動を阻害したりする疲労物質です。
体内で発生したアンモニアは、血液で肝臓に運ばれ、肝臓にある尿素回路で無害な尿素に代謝し、尿と共に排泄します。
しかし、肝機能が衰えると、アンモニアの処理能力も低下し、今度はアンモニアの毒素で肝臓にエネルギーを与えるミトコンドリアの活動が阻害されます。
その結果、肝臓の他の機能も低下し、肝臓にもたらされる他の毒素の処理力も低下します。

マカとアンモニアの無毒化

マカは、尿素回路でアンモニアの無毒化に必要なアスパラギン酸、アルギニンが豊富です。
アスパラギン酸とアルギニン酸が無いと、アンモニアを尿素に代謝できません。
乾燥マカ100gあたり、アスパラギン酸を670mg、アルギニンを610mg含有します。
マカを摂取すると、アンモニアの処理が進み、肝臓の機能が活性化します。
その結果、肝臓の解毒機能や、脂肪燃焼効果が高まり、脂肪肝の予防ができます。

マカとグルタチオン

肝臓は、他にも様々な解毒作用を持つ成分が存在します。
その一つが、肝臓で生産されるたんぱく質のグルタチオンです。
ミトコンドリアがエネルギーを生産するには、酸素が必要です。
この時、取り込んだ酸素の0.5~2%が副産物の活性酸素になります。
活性酸素は電子が通常より少ない酸素で、物質として不安定です。
そのため、他の物質と素早く結合することで、物質として安定化を図ります。
この作用により、活性酸素はDNAを損傷し、脂肪を酸化し過酸化脂質にして分解しづらくするなど、体に悪影響を与えます。

グルタチオンは、この活性酸素を除去する抗酸化物質として作用します。
さらに、グルタチオンは肝臓にもたらされた水に溶けにくい毒素と結合することで、水に溶けやすくし、尿とともに排泄する役割も果たします。
このグルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸で構成されています。
グルタミン酸とグリシンは非必須アミノ酸、システインは必須アミノ酸のメチオニンを体内で代謝して生産できます。
マカは、グルタチオンの製造に必要なグルタミン酸、メチオニン、グリシンを豊富に含有しています。
乾燥マカ100gあたり、それぞれ730mg、110mg、350mg含有しています。
マカでグルタチオンを生産できるので、肝臓の病を進行させる毒素を体外に排泄できます。

グルコシノレートで肝がん予防

マカはアブラナ科の植物で、アブラナ科特有のグルコシノレートという二次代謝産物※3を含有します。
グルコシノレートは、小腸の腸内細菌が持つミロシナーゼという酵素で代謝されると、イソチオシアネートという物質に変わります。
このイソチオシアネートは、数々の研究でがんを抑制する効果が示唆されている物質で、WHO(世界保健機関)でも、他の野菜とともに摂取することでがん抑制に効果があるとしています。
さらに、イソチオシアネートは発ガン性物質を体外に排泄する効果も確認されています。
マカは、肝臓がん予防にも効果を発揮します。

※3 二次代謝産物とは、生物に必要な栄養素ではなないが、摂取すると何らかの効果をもたらす物質のこと。

マカでアルコール性肝炎の予防

アルコールを慢性的に摂取し続けると、アルコール性肝炎を発症します。
人体は、アルコールを有害な物質として判断します。
アルコールを摂取すると、血液で肝臓に運ばれ、最終的に酢酸と炭酸ガスに代謝されます。
アルコールを代謝すると、まずアセトアルデヒドと呼ばれる猛毒になります。
アセトアルデヒドは肝臓にとって非常に有害で、DNAやたんぱく質と結合しやすく、肝細胞の変質をもたらします。
その結果、肝臓の細胞が線維化し、アルコール性肝炎や肝硬変を引き起こします。
アセトアルデヒドの被害を最小限に食い止めるには、アルコールをできるだけ早く無毒化する必要があります。

アルコールの代謝には、アルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素と呼ばれる酵素が必要です。
このアルコール脱水素酵素になるのが、マカに豊富なビタミンB1やナイアシンです。
アルコールを大量に摂取すると、ビタミンB1やナイアシンは肝臓にあるグルコース(ブドウ糖)から水素電子を奪い、アルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素になります。
ビタミンB1やナイアシンが体内に少ないと、アルコールの代謝が遅くなり、アセトアルデヒドが肝臓に長く留まることになるので、肝臓の被害が拡大します。
マカでビタミンB1やナイアシンを摂取すると、アルコール性肝炎の危険性を低下させることができます。

マカは肝炎まで進行すると逆効果

肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように、肝炎になるまで自覚症状がほとんどありません。
マカは肝臓病予防には効果を発揮しますが、肝炎まで進行した方が摂取すると逆効果になります。
それは、マカが豊富に含有する必須ミネラルの鉄が原因です。
鉄は、酸化しやすい性質を利用して、体内で酸素を運ぶ赤血球の主成分ヘモグロビンの材料になります。
鉄が体内に吸収されると、肝臓に蓄えられます。
しかし、多過ぎる鉄は肝臓内で活性酸素を多く発生させます。
活性酸素は、炎症を起こした肝臓をさらに悪化させます。
マカは肝臓病の予防に効果的ですが、肝炎まで進行した人はマカの摂取を控えた方が賢明です。

まとめ

肝臓は、私たちの体の機能を健康に保つ重要な臓器です。
しかし、加齢やストレス、運動不足、アルコールの過剰摂取など様々な要因で肝機能が低下すると、脂肪肝、肝炎、肝硬変、肝がんなどの肝臓病を引き起こします。
マカは、肝臓の機能を高め、これらの肝臓病のリスクを低減する栄養素が豊富です。
マカに豊富なビタンミB群は、肝臓に蓄積する脂肪を減少させます。
また、マカのアスパラギン酸やアルギニンは、肝臓の役割の一つであるアンモニアの無毒化に必要で、肝機能を活性化するので、肝臓の他の解毒効果を高めます。
マカのグルタミン酸、メチオニン、グリシンは抗酸化と解毒作用のあるグルタチオンの材料になり、グルコシノレートは抗がん作用を発揮するイソチオシアネートになるので、がん予防にもなります。
また、マカのビタミンB1やナイアシンはアルコールの代謝を早め、アルコール性肝炎の危険性も低下します。
マカは、肝臓病の予防にとても効果的な健康食品です。

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