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マカで葉酸の力がアップ(マカと葉酸)

マカと葉酸の関係

みなさんは、葉酸という栄養素をご存知ですか?
ビタミンCやカルシウムといった不足しがちな栄養素だと、普段から耳に入ります。
しかし、葉酸はあまり聞きなれない栄養素なので、どのように作用するかよく分からない方も多いのではないでしょうか?
実は、葉酸は私たちの健康を維持するために、無くてはならない栄養素です。
マカは、この葉酸の力を更に引き出す栄養素を多く含有しています。
今回は、マカと葉酸の関係についてお話します。

葉酸とは

葉酸の特徴

葉酸は、ビタミンB群の一つで、かつてはビタミンB9と呼ばれていました。
ほうれん草の葉から発見されたので、葉酸という名前がついています。
名前の由来の通り、緑黄色野菜や果物に多く、また動物性の食品では細胞分裂が盛んなレバーに多く存在します。
水に溶け出しやすい水溶性の栄養素で、アルカリ性の水だと熱にも強いのですが、酸化に弱く、調理や長期保存で酸化し、壊れてしまいます。
また、アルコールの摂取は葉酸の吸収を阻害します。
そのため、一般の食材で葉酸を摂る場合は、新鮮なうちに摂取した方が、より多くの葉酸を摂取できます。

葉酸の働き

葉酸は、主にアミノ酸の代謝やたんぱく質の合成に、補酵素として関与するビタミンです。
また、核酸の合成にも関与しており、細胞分裂に深く関わっています。
そのため、体内で葉酸が不足すると、新陳代謝が低下してからだの機能が低下したり、たんぱく質できている粘膜などの健康が維持できなくなったりします。
葉酸の主な働きは
(1)成長の促進
(2)貧血の予防
(3)動脈硬化の予防
(4)胎児の神経管閉鎖障害予防
などに、効果を発揮します。

マカと葉酸

マカは葉酸を含有していません。
しかし、マカが含有する栄養素と葉酸は相乗効果を発揮します。
マカと葉酸を一緒に摂取すると、葉酸の働きを高めることができます。

成長促進

葉酸は、遺伝子情報を保存するDNAや、遺伝子情報を転写するRNAを構成する核酸の合成に関与します。
また、細胞を構成するたんぱく質の合成にも、補酵素として作用します。
DNAやRNAが正しく合成されることで、細胞は正しい情報をコピーしながら増えることができ、新しい細胞と古い細胞の入れ替わり(新陳代謝)が活発になります。
葉酸のこの働きは、とくに成長期の子供には不可欠です。

一方、マカは細胞分裂を促す必須ミネラルの亜鉛を多く含有します。
亜鉛は細胞分裂が盛んな肝臓や腎臓、筋肉、前立腺、脾臓、骨などに多く存在します。
亜鉛はたんぱく質の合成や、DNAやRNAを構成する核酸同士を結ぶリン酸エステルを切断する役割があるので、細胞分裂に必要不可欠な成分です。
乾燥マカは100g中に亜鉛を12mg含有し、これは成人男性が1日に必要な摂取基準の120%に相当します。

また、マカは細胞分裂に必要な成長ホルモンの分泌を促す、非必須アミノ酸のアルギニンが豊富です。
乾燥マカ100gで、アルギニンを610mg含有しています。
このように、マカは葉酸の成長促進作用を高めます。

貧血の防止

葉酸は、酸素を運ぶ赤血球の主成分であるヘモグロビンを合成する際に、ビタミンB12とともに必要不可欠な成分です。
葉酸、あるいはビタミンB12が不足すると、赤血球の基となる赤芽球が合成できず、正常な赤血球が作れません。
この場合、巨赤芽球性貧血症と呼ばれる悪性の貧血が発生します。

ヘモグロビンを作るには、葉酸やビタミンB12以外に、鉄が必要です。
鉄は、日本人に不足しがちな栄養素で、非常に吸収率が悪い必須ミネラルです。
マカは鉄が豊富な食品で、乾燥マカ100g中に、鉄を25mg含有します。
これは、成人男子が1日に必要な摂取基準の333%に相当します。
マカと葉酸を一緒に摂取すると、体内でヘモグロビンが作りやすくなり、貧血を予防できます。

動脈硬化の予防

皮膚や髪の毛のケラチンを作るために、含硫アミノ酸のメチオニンを代謝すると、ホモシステインというアミノ酸が生産されます。
ホモシステインが血中に多くなると、同じく血中にある悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールと結合します。
ホモシステインと結合したLDLコレステロールは、体内に発生する活性酸素※1で酸化されやすくなり、これが血管に付着すると血栓や炎症の原因となります。
その結果、動脈硬化が発生しやすくなります。
葉酸は、このホモシステインを、美肌効果を高めるアミノ酸のシステインに代謝して無害化する際に必要です。

※1 活性酸素とは、電子が欠損して物質として不安定な酸素のこと。
物質として安定化を図るために、他の物質と早く結合するため、物質の酸化を早める作用があります。

マカに豊富なビタミンB2は、肝臓でコレステロールの原料である脂質の代謝に関与する栄養素です。
肝臓で脂肪の蓄積が進むと、LDLコレステロールの分泌量が増えます。
ビタミンB2を摂取すると、脂肪のエネルギー代謝※2が促進しされ肝臓の脂肪が減ります。
その結果、血中のLDLコレステロールが減り、動脈硬化のリスクが軽減します。

※2 代謝とは、ある物質を体内で行う化学反応により、別の性質を持つ物質に変えること。

胎児の神経管閉鎖障害予防

妊娠中は葉酸が不可欠

胎児の神経管閉鎖障害とは、妊娠4~5週頃に中枢神経の元となる神経管の一部が塞がらず、脳や脊椎が正常に機能しなくなる疾患です。
神経管が塞がらないと、「二分脊椎症」を発生し下半身が麻痺し歩行や排泄など生涯に渡り機能障害が起こるか、「無脳症」で死産や流産になってしまいます。
この原因が、妊娠期の葉酸不足によるものです。
葉酸はDNAの合成や、細胞分裂に関わり、細胞分裂が盛んな胎児の成長には不可欠な栄養素です。
妊娠中にアルコールの摂取を控えるのは、アルコールが葉酸の吸収を阻害するため、神経管閉鎖障害のリスクが高まるからです。

マカで妊娠中の葉酸の力を高める

普段の生活で葉酸が不足することは殆どありませんが、妊娠している女性は胎児の育成に体内の葉酸を使用しているので、普段より多く葉酸を摂取する必要があります。
厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」2015年版では、成人女性の葉酸の摂取基準は240μgですが、妊娠期は倍の480μg、授乳期は340μgが必要です。
マカは、胎児の成長を促す際に必要な、細胞分裂を促進する亜鉛や成長ホルモンの分泌を促進するアルギニンが豊富です。
また、マカは性ホルモンの分泌を促進するので、胎盤ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンなどの分泌を促し、妊娠中の子宮の働きを助ける働きがあります。
胎児の健やかな成長に、葉酸とマカの栄養素が相乗効果を発揮します。

ただし、妊娠中や授乳中にマカを摂取する場合は、念のためにかかりつけの医師に相談してからにしてください。
妊娠中や出産後の女性の体は変わりやすく、さらにマカはホルモンバランスに働きかける効果が強いです。
人によっては体調を崩す可能性があります。

まとめ

葉酸はビタミンB群の1種で、たんぱく質の合成に関与する栄養素です。
葉酸は、生体の成長や、赤血球の主成分であるヘモグロビンの合成、動脈硬化を引き起こすホモシステインの代謝、妊娠中の胎児の育成に深く関与しています。
マカは、葉酸を含有していませんが、葉酸の効果を高める栄養素が豊富です。
特に、マカに豊富な亜鉛とアルギニンは生体の成長に重要な役割があるので、葉酸の効果を高めます。
また、マカはミネラルの鉄が豊富なので、葉酸と一緒に摂取すると貧血防止になります。
マカと葉酸はとても相性が良く、一緒に摂取すると健康維持に大いに役立ちます。

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