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マカとザクロの相性は?(マカとザクロのサプリメント)

マカとザクロは女性に有用

毎日の健康維持に、ザクロのジュースやサプリメントを愛用している方も多いと思います。
ザクロは古くから「女性の果実」と呼ばれ、女性にとって有益な栄養素が豊富な果物とされています。
一方、マカも女性にとって有益な栄養素を豊富に含有しています。
マカとザクロを一緒に摂取すると、相乗効果があるのでしょうか 今回は、マカとザクロの相性についてお話します。

ザクロとは

ザクロは、ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木で、果実が食用となります。
原産は諸説ありますが、中近東が有力で、紀元前後には西はエジプトから、東は中国まで広がり、日本には10世紀ごろに伝来したと考えられています。
ザクロの旬は9~11月です。
果実の中には、無数の多重性の果肉の粒があり、果肉一粒ずつに種子があります。
食用にできるのは、この果肉の部分で、生食するか、ジュースやシロップとして用いられます。

ザクロは漢方にも用いられる

乾燥させたザクロの樹皮は、古くから「石榴皮」という名で漢方に用いられていました。
石柘榴の皮には揮発性のアルカロイド※1が含まれており、これが虫下しの効果を発揮します。
江戸時代に発行された日本の百科事典である『和漢三才図会』では、下痢、下血、脱肛などに効果があるとされ、口内炎や扁桃腺対策のうがい薬としても用いられていました。

※1 アルカロイドは、天然由来の有機化合物の総称。

ザクロの栄養素

ザクロの果実は、ビタミンB群及びビタミンCを豊富に含んでいます。
また、必須ミネラルではカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛を含有しますが、含有量は僅かです。
果実は、炭水化物やクエン酸、リンゴ酸などを含んでおり、疲労回復に効果があります。
また、二次代謝産物※2として抗酸化物質のアントシアニンをはじめとしたポリフェノール類や、エラグ酸、タンニンなども含有しています。

※2 二次代謝産物とは、植物特有の成分で、生体の維持には必要ないが、継続して摂取すると体に何かしらの効果がある物質のこと。

さらに、種子にはエストロンという成分があり、種子100g中に1mgのエストロンが含有されています。
このエストロンは、女性ホルモンのエストロゲンの一種です。
エスロトンを含有しているのは種子だけで、果肉にはエストロンは存在しません。
ちなみに、ザクロ1果実あたり約40gの種子があります。

ザクロに含まれるエストロンとは

女性ホルモンのエストロゲンは、エストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類から形成されています。
エストロンは、エストラジオール、エストリオールの前駆体なので、エストロンがあれば、残りの2種類を体内で代謝※3して生産できます。
ザクロでこのエストロンを活用するには、種子をすり潰す必要があります。

※3 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

ザクロの効果

ザクロは、果実や種子に豊富な二次代謝産物を含有しています。
また、ビタミンB群やビタミンCも豊富なため
* 更年期障害の緩和
* 疲労回復
* 成人病予防
* 美容
* がんの抑制
などに効果があると言われています。

マカとザクロの相乗効果

マカは、南米ペルー原産の標高4,000~5000mで栽培されるアブラナ科の植物で、ビタミンB群や、各種アミノ酸、必須アミノ酸を豊富に含有した食品です。
また、アブラナ科特有の二次代謝産物であるグルコシノレートが、全体の1%を占めているほど豊富です。
ザクロと、古くから薬草のハーブとしても用いられていたマカを一緒に摂取すると、
(1)更年期障害の緩和
(2)骨粗しょう症の予防
(3)疲労回復
(4)糖尿病の予防
(5)動脈硬化の予防
(6)美容
(7)がんの抑制
に、効果を発揮します。
それぞれ、マカとザクロの栄養素がどのように作用するのか、詳しく見てみていきましょう。

更年期障害の緩和

更年期障害とは

更年期障害は、加齢で性機能が衰え女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少したり、閉経で卵巣からエストロゲンの分泌が止まったりすることで発生します。
エストロゲンは、骨の新陳代謝※4でカルシウムの分解を防いだり、骨の吸収を高めたりする効果があります。
また、女性の場合は、自律神経を整えたり、精神を安定させたりする効果があります。
しかし、エストロゲンが減少すると、これらの効果が失われるため、骨粗しょう症や、動悸や息切れ、めまい、頭痛、肩こり、冷え性など、自律神経系の諸症状が現れやすくなります。
また、精神的にも不安定になるので、イライラなど感情の起伏が激しくなり、物忘れやうつ病なども発生します。
更年期障害を緩和するには、分泌が減ったエストロゲンを増やすか、エストロゲンの支配下にある各機能を他の方法で補う必要があります。

※4 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞を補うことで組織の機能を維持する生理現象のこと。

ザクロのエストロンでエストロゲンを補う

ザクロの種子に含有するエストロンは、エストロゲンを構成する3種の一つです。
エストロン自体が、代謝で他の2種類のエストロゲンに変わるので、エストロンを補えば、エストロゲンを構成できます。
2000年の国民生活センターの調査では、このエストロンの効果を謳うザクロジュース10銘柄を対象に検査を行った結果、全ての銘柄でエストロンは検出されませんでした。
エストロンがあるのは種子の部分だけなので、加工の段階で種子を除いてしまうジュースにはエストロンは含有しません。
ザクロで分泌の減ったエストロゲンを補うには、自ら果実を種子まですり潰してジュースにするか、種子の成分を含有するサプリメントを活用する必要があります。

マカのフィトエストロゲンはエストロゲンの代用になる

マカは、二次代謝産物として植物エストロゲンとも呼ばれるフィトエストロゲンを含有しています。
フィトエストロゲンは、女性ホルモンのエストロゲンと非常によく似た分子構造をしています。
そのため、フィストロゲンは各細胞にあるエストロゲン受容体と結合し、エストロゲンが分泌されたのと同じような反応が起こります。
フィトエストロゲンは植物には比較的多く含有されており、大豆のイソフラボンやゴマのリグナンなどもフィストエストロゲンとして作用します。
マカを摂取すると、フィトエストロゲンが分泌の減ったエストロゲンの代用となり、更年期障害を緩和します。

骨粗しょう症の予防

ザクロの種子に含まれるエストロンは、女性ホルモンのエストロゲンと同じ成分です。
骨粗しょう症は、エストロゲンの分泌不足で、骨の新陳代謝でカルシウムの溶け出す量が増えることが原因です。
ザクロのエストロンで、不足したエストロゲンを補うと、骨内のカルシウムの血液への流失を抑えられます。
また、マカは骨粗しょう症を予防する効果のある食品です。
ラットを使った実験で、エストロゲンの分泌ができないように卵巣を摘出したラットにマカを与え続けたところ、骨のカルシウムの減少が明らかに抑制されたという結果が出ています。

マカはカルシウムが豊富な食品で、乾燥マカ100g中に450mg含有し、これは成人が1日に必要な摂取基準の69%に相当します。
ザクロの種子のエスロトンと、マカで、骨粗しょう症を予防できます。

疲労回復

ザクロもマカも、体内ですぐにエネルギーとなる糖質が豊富です。
糖質をエネルギーにするには、細胞内でエネルギーを生産するミトコンドリアを活性化する必要があります。
ミトコンドリアでエネルギーを生産するのが、ミトコンドリア内にあるクエン酸回路と呼ばれるシステムです。
クエン酸回路は、糖質、脂質、たんぱく質を摂り込み、代謝してエネルギーに変換します。
このクエン酸回路を活性化させるのが、ザクロの果肉に含まれるクエン酸です。
また、マカもザクロも、肝臓でエネルギーを代謝する際に補酵素として作用するビタミンB群が豊富です。
ザクロとマカを一緒に摂ると、ザクロのクエン酸でエネルギーを生産するミトコンドリアが活性化し、ビタミンB群でエネルギーの生産効率が上がるので、疲労回復に効果を発揮します。

糖尿病の予防

糖尿病の原因

糖尿病は、食事で摂った糖質を、細胞内に取り込む指令を出すインスリンの分泌が少ないか、過食によりインスリンの分泌に細胞が慣れて反応しなくなることで生じます。
血中の糖質が細胞内に取り込まれないと、血液がドロドロの状態が長く続き、血管が詰まったり、血管のダメージが蓄積したりして、動脈硬化の原因となります。
また、細胞に取り込まれなかった余分な糖質は肝臓で中性脂肪に代謝され、肥満の原因となるので、成人病のリスクが高まります。

ザクロのエラグ酸の働き

ザクロに含まれるエラグ酸は、インスリンの分泌を抑制するレジスチンという酵素を抑制する作用があります。
レジスチンは、肥満によって分泌が増えます。
ザクロのエラグ酸でレジスチンの効果を抑え、インスリンの分泌が増えることで、細胞内へ糖質が取り込まれやすくなり、糖尿病の原因となる血糖値が下がります。

マカの亜鉛とアルギニンがインスリンの分泌を促す

インスリンは、すい臓にあるランゲルハンス島のβ細胞で生産されます。
このβ細胞には、マカが豊富に含有する亜鉛が多く存在し、インスリンの合成に関わっています。
このβ細胞で亜鉛が不足すると、インスリンの分泌量も減少するので、亜鉛を補う必要があります。

また、マカに豊富なアルギニンは、GLP-1(グルカゴン様ペプチド1)という消化ホルモンの分泌を促進する作用があります。
このGLP-1が分泌されると、インスリンの分泌が促進されるので、マカを摂取するとインスリンの分泌量が増えます。
乾燥マカ100gあたり、亜鉛を12mg含有し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の120%に相当します。
ザクロのエラグ酸と、マカの亜鉛とアルギニンの力でインスリンの分泌が増え、糖尿病の原因となる血糖値を下げる効果が上がります。

動脈硬化の予防

動脈硬化の原因

動脈硬化は、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが血液中に増え、ドロドロの血液となり、血管内に付着して血栓を作ることで発生します。
血管内に付着したLDLコレステロールは、体内で発生する活性酸素※5により酸化し、過酸化脂質に変質します。
過酸化脂質になると分解が困難になるばかりか、自らも活性酸素を放出し、血管内の細胞を傷つけ炎症を起こします。
炎症を起こした細胞は線維化して硬くなります。
これが動脈硬化の原因で、心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な病を引き起こします。

※5 活性酸素は、電子が欠損した、物質として不安定な酸素のこと。
他の物質と結合して物質としての安定化を図るために、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

活性酸素の除去

ザクロは抗酸化物質であるポリフェノール類が豊富で、エラグ酸やタンニンには抗酸化作用があります。
マカには、体内でSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と呼ばれる抗酸化作用のある酵素の成分となる、亜鉛、銅、マンガン、鉄などの必須ミネラルが豊富です。
また、マカに豊富な必須アミノ酸のメチオニン、非必須アミノ酸のグルタミン酸、グリシンは、抗酸化作用のあるグルタチオンという物質になります。
これらの抗酸化物質の作用で、LDLコレステロールの過酸化脂質化を防ぎ、動脈硬化を予防できます。

LDLコレステロールの抑制

LDLコレステロールは、肝臓で脂肪を代謝して生産されます。
加齢などで肝機能が低下すると、肝臓の重要な役割であるエネルギーの生産力も低下します。
エネルギーの生産力が低下すると、体内に取り込まれた糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素はエネルギーに代謝されず、脂肪に代謝されて肝臓に蓄積し、脂肪肝になります。
脂肪肝になると、LDLコレステロールの分泌が増え、これがドロドロの血液の原因となります。
ザクロやマカに豊富に含まれるビタミンB群は、三大栄養素をエネルギーに変え、脂肪肝を防ぎます。
これにより、LDLコレステロールの分泌も減少するので、動脈硬化を予防できます。

美容

ザクロとマカを一緒に摂ると、女性らしい潤いのある美しい肌を保つことができます。

ザクロの美白効果

ザクロのエラグ酸は、シミの原因となるメラニン色素を抑える効果があります。
皮膚が紫外線を浴びると、メラニン色素を発生するメラノサイトと呼ばれる細胞が刺激され、メラニン色素が形成されます。
メラニン色素の形成にはチロシナーゼという酵素の作用が必要ですが、エラグ酸はこのチロシナーゼの作用を抑制する作用があります。
そのため、紫外線を浴びても、シミになりにくくなります。
また、ザクロに豊富なビタミンCは、発生したメラニン色素を分解する作用があるので、シミを取り除けます。

ザクロとマカの美肌効果

マカには、肌の潤いの成分となるコラーゲンの生成に必要な、グリシン、アラニン、プロリン、アルギニン、アスパラギン酸といった各種アミノ酸が豊富です。
また、コラーゲンの生成には必須ミネラルの鉄も必要です。
しかし、コラーゲンの生成にはビタミンCが必要です。
マカも、ビタミンCを含有していますが、含有量はごく僅かです。
一方、ザクロはビタミンCを豊富に含有しています。
マカとザクロを一緒に摂取すると、コラーゲンの生成力が高まるので、潤いある肌を実現できます。

また、肌の健康を保つには、正常な周期で肌の新陳代謝が行われなければなりません。
マカは、細胞分裂を活性化し、その周期を正常化する亜鉛や、肌の新陳代謝に必要な成長ホルモンの分泌を促進するアルギニンも豊富なので、肌の健康を保てます。

がんの抑制

がん細胞を用いた実験では、ザクロのエラグ酸には、がん細胞のアポトーシス(細胞死)及びがん細胞の増加抑制効果が確認されています。
一方で、マカにはアブラナ科特有のグルコシノレートと呼ばれる二次代謝産物が豊富です。
グルコシノレートは腸内に入ると、腸内細菌が持つミロシナーゼという酵素によってイソチオシアネートをいう物質に変わります。
このイソチオシアネートも、がん細胞のアポトーシスや、がん細胞の抑制する効果があります。

さらに、イソチオシアネートは、体外への排泄が難しいがんの発生リスクを高める重金属などの有害物質を、体外に排泄する作用もあります。
この効果から、グルコシノレートはWHO(世界保健機関)でも、がん抑制効果のある成分として認められています。
マカとザクロを一緒に摂取すると、がんの発生リスクを軽減できます。

まとめ

ザクロは、果実にはビタミンBやビタミンC、抗酸化物質として作用するポリフェノール類やエラグ酸などが豊富です。
また、種子には女性ホルモンのエストロゲンの構成物質であるエストロンが含まれています。
ザクロの摂取は、ジュースやサプリメントが主ですが、エストロンの効果を得たい場合は、種子由来の成分を使ったサプリメントを選ぶ必要があります。
マカは、ザクロと相性が良く、マカに豊富な二次代謝産物やアミノ酸、必須ミネラルとの相乗効果で、疲労回復や、更年期障害の緩和、成人病、がんの予防、美容に効果を発揮します。
マカとザクロを毎日続けて摂取することで、健康で若々しい体を手に入れられます。

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