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マカとニンニクの相乗効果(マカとにんにく)

マカとニンニクで健康増進

精力増進や疲労回復に効果があることで、にわかに人気が高まっているマカ。
一方で、ニンニクは昔から精力増進や疲労回復に効果のある食品として親しまれています。
共に植物性の食品で、同じような効果のあるマカとニンニクを一緒に摂取すると、相乗効果を発揮するのでしょうか?
今回は、マカとニンニクの健康効果についてお話します。

マカとニンニクの違い

マカとニンニクは、根の部分を食料とする根菜類です。
見た目や形、大きさも比較的近いのですが、どのような違いがあるのでしょうか?

マカとは

マカは、南米ペルー原産の、標高4,000~5,000mのアンデス高原で栽培されるアブラナ科の植物です。
2000年前には、既に食料として栽培されていたと考えられています。
食用とするのは、地下に埋まっている塊茎部で、酸性のやせた土地で育つため、収穫までに約1年の歳月を要します。
また、やせた土地の栄養素をくまなく吸収するため、一度マカを栽培した土地は、数年は不毛になると言われています。

マカは、ペルーでは保存食として用いられ、ジャガイモなどと同様にデンプンが豊富です。
それ以外にも、ビタミンB群、各種アミノ酸を含有し、特に必須ミネラルの含有量が豊富です。
また、マカの有効成分として二次代謝産物のグルコシノレートやサポニンなどを含有します。

ニンニクとは

ニンニクは、中央アジア原産と考えられ、紀元前3,200年頃には、既にエジプトで栽培されていたネギ科の植物です。
日本には8世紀ごろに伝来し、長い間薬として珍重されていました。
一般に食用とされるのは球根の部分ですが、葉や茎も香味野菜として利用できます。
酸性で肥沃な土地を好み、秋ごろに植え付けをし、越冬させて翌年の晩春から初夏にかけて収穫します。

ニンニクは香辛料として用いられることが多いですが、水分の次に多いのが糖質です。
ニンニクで有効成分とされているのが、マカと同じくビタミンB群です。
ニンニクもまた、有効成分として二次代謝産物があり、その代表がアリインです。
アリインは、ニンニク特有の香りの元となる成分ですが、細胞内では不活性で無臭です。
細胞が壊れると、細胞内の酵素に反応しアリシンに変化し、独特の臭気を放ちます。
一方で、同じ根菜類にも関わらず、必須ミネラルは余り多くありません。

マカとニンニクの相乗効果

マカもニンニクも、共に疲労回復や精力増進を謳う健康食品です。
マカとニンニクを同時摂取すると、どのような相乗効果を発揮するのか見てみましょう。

疲労回復

マカとニンニクのビタミンB1で疲労回復

疲労は、体内でエネルギーが不足することで起こります。
エネルギーは、主に肝臓で糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素を代謝して生産します。
この時肝臓で補酵素として作用するのが、ビタミンB群です。
マカはビタミンB1,ビタミンB2とナイアシンが、ニンニクはビタミンB1、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸が豊富です。
ビタミンB1は主に糖質の、ビタミンB2は主に脂質の代謝に関与し、それ以外のビタミンB群は三大栄養素の代謝に関与します。
これらのビタミンB群が肝臓でのエネルギー生産力を上げ、疲労回復に効果を発揮します

ニンニクのアリシンとビタミンB1

ニンニクとビタミンB1を含む食品を一緒に摂取すると、ニンニクに含まれるアリシンとビタミンB1が反応し、アリチアミンになります。
アリチアミンになると、腸からの吸収が良くなり、さらに血中のビタミンB1濃度が長く続くようになります。
ビタミンB1は、エネルギーにしやすい糖質をエネルギーに代謝するビタミンです。
マカは、糖質が豊富なので、ニンニクとマカに含有するビタミンB1と、ニンニクのアリシンの相互作用でエネルギー代謝が向上し、疲労回復が早まります。

動脈硬化の予防

動脈硬化の原因となるLDLコレステロールは、肝臓で脂肪を代謝することで生産されます。
マカに多いビタミンB2は、このコレステロールの分泌を抑制する作用があります。
また、マカに豊富なビタミンB群のナイアシン、非必須アミノ酸のアルギニンは血管を拡張する作用があります。

ニンニクのアリシンを加熱すると、スコルジニンと呼ばれる成分になります。
スコルジニンも血管を拡張させる作用があります。

さらに、アリシン自体は血液を凝固させる血小板の働きを抑制する作用があり、血液をサラサラにする効果があります。
マカとニンニクを一緒に摂取すると、血中コレステロールが減り、血液がサラサラになり、血管拡張作用で血の巡りが良くなります。
その結果、動脈硬化のリスクが減り、更に冷え性なども解消できます。

アルコールの分解促進

マカもニンニクも、ビタミンB1が豊富で、マカはナイアシンが豊富です。
アルコールを摂取すると、肝臓で代謝を繰り返し、最終的に無毒な酢酸と炭酸ガスまで分解されます。
肝臓でアルコールを分解する時に、酵素となるのがビタミンB1とナイアシンです。

ビタミンB1とナイアシンは、肝臓に溜められている三大栄養素から水素を奪い、アルコール脱水素酵素や、アセトアルデヒド脱水素酵素になります。
これらは、アルコールを分解する際に必要な酵素です。
この時、大量のビタミンB1とナイアシンが消費されます。
マカとニンニクを摂取すると、ビタミンB1とナイアシンを大量に補給できるので、アルコールの分解速度が速まります

精力増進

ニンニクが精力増進に効果があると言われるのは、アリシンによる血管拡張効果によるものです。
男性の勃起は、性欲により男性ホルモンのテストステロンが分泌され、陰茎の海綿体にある毛細血管に血流が流れ込むことで生じます。
そのため、ED(勃起不全)になるのは、ドロドロの血や、毛細血管が詰まることが原因で海綿体に十分に血が廻らないことが原因です。
アリシンは、血液をサラサラにし、血管を拡張する作用があるので、勃起力が高まります。

一方、マカに含まれる非必須アミノ酸のアルギニンは、男性ホルモンの分泌を促す作用があります。
また、勃起の際に血管拡張作用をもたらす一酸化窒素を生産する際にも使用されます。
さらに、マカに豊富な亜鉛は、男性ホルモンや、精子や精液の量を増やす効果があるので、マカとニンニクを一緒に摂取すると精力増進効果が高まります。

免疫力向上

マカが含有する二次代謝産物のグルコシノレートも、ニンニクのアリシンも、実はもともと傷を負った時に外敵から身を守るために生まれた物質です。
共に細胞が破壊された時に、細胞内の酵素と反応し、強力な殺菌、殺虫効果を発揮する物質になります。
更に、グルコシノレートもアリインも、共に硫黄を含む含硫化合物です。
グルコシノレートは腸内でイソチオシアネートに変わり、発がん性物質を体外に排泄したり、癌細胞の増殖を抑えたりするなどの効果を発揮します。
イソチオシアネートはさらに、抗酸化作用や、ピロリ菌などを殺菌する効果もあります。

一方、ニンニクのアリインも、酵素でアリシンに変わることで強力な殺菌効果を発揮します。
アリシンの殺菌効果はすさまじく、食中毒を起こす大腸菌のO-157や、コレラ菌、赤痢菌なども殺菌します。
アリシンは食用油に溶けると、アホエンという物質に変わります。
アホエンは抗酸化作用があり、さらに癌細胞の増殖を抑える効果があります。
このように、マカとニンニクを一緒に摂取すると、殺菌効果やがんの発生を抑制する効果を発揮します。

まとめ

マカとニンニクは、疲労回復や精力増進に効果を発揮する食品です。
その効果の源は、マカとニンニクに含まれるビタミンB群や、二次代謝産物です。
マカとニンニクのビタミンB群は、肝臓でエネルギー代謝に関与し、コレステロール値の低下や、アルコールの分解も促進します。
また、マカのグルコシノレートも、ニンニクのアリインも、含硫化合物で、酵素で変化することで強力な殺菌効果や、がん抑制効果、抗酸化作用を発揮し、免疫力を高めます さらに、ニンニクのアリシンと、マカのアルギニンと亜鉛は精力増進に効果を発揮します。
マカとニンニクを一緒に摂取すると、体に様々な健康効果をもたらします。

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