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マカとプラセンタで美肌を実現(マカとプラセンタのサプリ)

マカとプラセンタの関係は?

最近、美容や健康に良いとして、プラセンタという成分が注目を集めています。
サプリメントや化粧品などに含有され、特に美肌に効果があるということで女性の間で人気です。
ところで、健康に良いとされるマカと一緒にプラセンタを摂取すると、何か良いことがあるのでしょうか?
今回は、マカとプラセンタの関係についてお話します。

プラセンタとは

プラセンタとは、動物の胎盤から抽出した成分のことです。
古くから自然治癒力を高める力があることが知られおり、主成分はアミノ酸のリジン、アラニン、アスパラギン酸などです。
他にも各種ビタミンやミネラル、酵素、ムコ多糖類など微量成分が含まれていますが、どの成分が有効的に効果を発揮するのかは、未だに解明されていません。
人由来のプラセンタは、医薬品として使用されています。
創傷治癒の早期回復、疲労軽減、更年期障害改善、肝障害の抑制などの効果が確認されています。

プラセンタの効果

プラセンタは、創傷の早期治癒の例からも分かるように、細胞分裂を促進する効果があります。
そのため、肌のターンオーバーを促進し、美肌効果を発揮します。
また、肌の保湿成分として働くヒアルロン酸に代表されるムコ多糖類を含むため、肌に潤いを与えてくれます。
ホルモンバランスや自律神経を整える作用があるとされ、更年期障害や自律神経失調症を改善するとされています。

市販のプラセンタ

一般に市場に出回っているプラセンタは、牛、豚、羊、馬などの胎盤から抽出した成分で、サプリメントや化粧品に配合した状態で販売されています。
ただし、牛由来のプラセンタは、狂牛病問題により現在では出回っていません。
ネットでは「厚生労働省の認可を受けたプラセンタ」という説明がよくありますが、厚生労働省が有効性を認め、認可を出しているのは人由来のプラセンタだけです。

マカとプラセンタの相乗効果

マカは、プラセンタの美肌効果と、ホルモンバランスを整える栄養素を含有しています。
マカとプラセンタを一緒に摂取することで、どのような効果が発揮されるのか詳しく見てみましょう。

ターンオーバーの正常化

ターンオーバーとは、皮膚の細胞の新陳代謝の周期を言います。
皮膚は本来、乾燥や紫外線、ウィルスの侵入、傷などから体の中の組織を守るために存在している器官です。
そのため、肌は他の器官に比べ細胞分裂が盛んです。
しかし、皮膚のターンオーバーは早くても遅くても、皮膚が正常に機能しません。
ターンオーバーが早く、皮膚の細胞が成熟しないまま表皮まで到達すると、乾燥などから中の組織を守れなくなります。
一方、ターンオーバーが遅いと、シミや傷がいつまでも消えず、皮膚がごわついて固く潤いのない皮膚になります。

プラセンタは皮膚の細胞分裂を促進する作用がありますが、マカが豊富に含有する亜鉛も肌の細胞分裂を促進し、ターンオーバーを正常化する作用があります。
乾燥マカ100g中には、亜鉛が12mg含有しされています。
これは、成人男子が1日に必要な摂取基準の120%に相当します。
また、皮膚の細胞分裂には、たんぱく質の合成を促進する成長ホルモンの分泌が必要です。
マカが豊富に含有する非必須アミノ酸のアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
乾燥マカ100gの中には、アルギニンが610mgも有ります。

肌の保湿

プラセンタが含有するグリシン、アラニン、アスパラギン酸は、肌の保湿成分であるコラーゲンの生成に必要な成分です。
マカも、コラーゲンの生成に必要なグリシン、アルギニン、アスパラギン酸、プロリンなどのアミノ酸を豊富に含有します。

コラーゲンの成分の1/3はグリシンです。
必須アミノ酸のグリシンは、コラーゲンの生成でアミノ酸Aとアミノ酸Bを連結する役割を果たします。
グリシンと共にコラーゲンのアミノ酸に多いのが、プラセンタが含有するアラニンと、マカに多いプロリンなのでコラーゲンを多く生産できます。
マカのアルギニンは、コラーゲンの「Y」構造の分岐位置を形成するために必要不可欠なアミノ酸です。
さらに、アスパラギン酸は、太くしっかりとしたコラーゲン繊維束形成を促進する作用があります。
マカとプラセンタを一緒に摂取すると、保湿力の高い弾力あるコラーゲンを多く生産できるので、肌の潤いやシワの予防に効果を発揮します。

更年期障害の改善

更年期障害は、閉経でエストロゲンなどの女性ホルモンの分泌が急激に減少することで発症します。
プラセンタは、更年期障害を改善すると言われていますが、その有効成分は未だに解明されていません。

更年期障害で、女性にとって一番身近な問題の一つが、骨粗しょう症です。
女性ホルモンのエストロゲンは、骨の新陳代謝でカルシウムの分解を抑制し、骨密度を保つ役割があります。
そのため、更年期障害でエストロゲンの分泌が減ると、カルシウムの分解が進み、骨がスカスカになりやすくなってしまいます。

一方マカは、卵巣を摘出したラットの実験で、マカ抽出成分を与え続けたところ、骨密度の低下が抑制されたという研究報告があります。
マカは、別名「セックスミネラル」と呼ばれ性ホルモンの分泌を促進する亜鉛が豊富なばかりか、骨の形成に必要なカルシウム、マグネシウムも豊富です。
マカとプラセンタを一緒に摂取すると、更年期障害で発生する骨粗しょう症を予防できます。

自律神経の調整

プラセンタは、必須アミノ酸のトリプトファンを含有しています。
トリプトファンは、脳内で自律神経を正常に保つ、「幸せホルモン」のセロトニンを作る際に必要不可欠な栄養素です。
一方、トリプトファンはビタミンB群の一つであるナイアシンの材料でもあります。
アルコールの摂取などで、体内にあるナイアシンが大量に消費されると、体内ではトリプトファンをもとに、セロトニンよりナイアシンを優先的に代謝して生産します。
その結果、脳内で生産されるセロトニンの量が足りなくなり、自律神経が乱れます。

マカは、ナイアシンが非常に豊富で、乾燥マカ100g中に、ナイアシンを35mgも含有します。
これは、成人男子が1日に必要な摂取基準の233%に相当します。
マカとプラセンタを一緒に摂取すると、自律神経が正常に機能するようになります

まとめ

プラセンタは、動物の胎盤から抽出した成分で、主成分はリジン、アラニン、アスパラギン酸などのアミノ酸ですが、他にも各種ビタミンやミネラル、微量成分を含有しています。
人由来のプラセンタは医療品しても使用され、自然治癒力を高めるなどの効果がありますが、その有効成分については未だ解明されていません。
一般に市販されているプラセンタは、豚や馬などの胎盤から抽出した成分で、サプリメントや美容品の成分として、美肌効果や更年期障害の改善などの効果があるとされています。
マカとプラセンタと一緒に摂取することで、美肌効果を高める皮膚のターンオーバーを正常化し、保湿成分のコラーゲンの生成を促進します。
また、マカとプラセンタを一緒に摂取すると、更年期障害で引き起こされる骨粗しょう症を予防できます。
マカとプラセンタは、美肌や更年期障害の改善にとても相性の良い組み合わせです。

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