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マカとローヤルゼリーの効果(マカとローヤルゼリー)

ローヤルゼリーとマカの相乗効果はあるのか?

蜜蜂の女王バチの食料として有名なローヤルゼリー。
女王バチの旺盛な繁殖力の源であり、蜂蜜と違いごくわずかな量しか取れないため、貴重な健康食品として知られています。
一方で、マカも古代インカでは上級階級のみに食べることが許された、貴重な健康食品でした。
このマカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、どのような効果を発揮するのでしょうか?
今回は、マカとローヤルゼリーの相乗効果についてお話します。

ローヤルゼリーとは

ローヤルゼリーとは、働きバチが花粉や蜂蜜を食べて体内で合成した物質で、働きバチの咽頭腺から分泌されるミルク状の成分です。
その姿から、日本では「王乳」と呼んでいます。
幼虫の餌として与えられますが、働きバチの幼虫に与えられるのはごく僅かで、女王バチになる幼虫はローヤルゼリーのみが与えられます。
また女王バチは生涯に渡り、ローヤルゼリーのみを食べ続けます。
女王バチは働きバチに比べ、体長が2~3倍、寿命が30~40倍になり、しかも毎日1,500個もの卵を産み続けます。
このことから、欧州では1900年代頃からローヤルゼリーには特別な薬効があると考えられ、現在でも様々な研究が行われています。

ローヤルゼリーの成分

ローヤルゼリーの60~70%が水分で、三大栄養素のたんぱく質が12~15%、糖分が10~16%、脂質が3~6%を占めます。
ちなみに、ローヤルゼリーのアミノ酸スコア※1は100で、鶏卵と同じであり、良質なたんぱく質を含有していると言えます。
その他にも、ビタミンとしてビタミンB群のパントテン酸、ビタミンB6、僅かな葉酸とビタミンCを含有しますが、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D、E、Kは含有しません。
また、ミネラルも豊富ですが、含有量がごく僅かです。

※1 アミノ酸スコアとは、体内でたんぱく質を作る必須アミノ酸9種類がどれだけバランスよく含有されているかを示す数値。
最高値が100で、基準値に満たないアミノ酸の中で最も含有率が低い数値のアミノ酸の数値で表します。

デセン酸とは

ローヤルゼリーの有効成分とされているのが、ローヤルゼリー特有の10-ヒドロキシデセン酸という脂肪酸です。
一般には、デセン酸と呼ばれています。
ローヤルゼリー全体に含まれるデセン酸の割合は1.7~2.3%程です。
デセン酸は抗酸化作用があり、加熱にも強いため、ローヤルゼリーを加工する際に失われることはありません。
しかし、アレルギー反応を起こすことが知られており、特にアトピーや喘息の既往症がある場合は、高い頻度でアレルギー反応を起こします。
ローヤルゼリーを食べて蕁麻疹や喘息などのアレルギー反応が出た場合は、摂取を諦めなければなりません。

デセン酸の効果

ローヤルゼリーの効果は、このデセン酸の効果による所が大きいです。
デセン酸は
(1)更年期障害の緩和
(2)肌荒れやニキビの改善
(3)糖尿病予防
(4)コレステロールの低下
(5)抗がん作用
(6)血行促進
に効果があると言われています。
ちまたで販売されているローヤルゼリーの品質を評価するには、このデセン酸がどれだけ含まれているかが目安となります。
但し、デセン酸やローヤルゼリーの効能のうち、更年期障害の緩和の有効性は認められていますが、他の効果については未だに研究段階で、明確な答えは出ていません。

マカとローヤルゼリーの相乗効果

マカは、ローヤルゼリーの有効成分であるデセン酸の働きをサポートする栄養素が豊富です。
マカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、どのような働きをするのか、詳しく見てみましょう。

更年期障害の緩和

更年期障害の原因

更年期障害は、加齢や閉経のために女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減少することで発症します。
エストロゲンは女性にとって、骨密度や自律神経を正常に保ち、精神状態を安定化させる作用があります。
しかし、エストロゲンの分泌が減ると、骨密度が減少し骨粗しょう症の原因となるばかりか、自律神経の乱れで不眠症や急激な血圧の変化、発汗や冷え性などを発症します。
また、精神が乱れるので物忘れや集中力の低下、イライラやうつ病などを引き起こしやすくなります。

デセン酸がエストロゲンの代わりに働く

ローヤルゼリーのデセン酸には、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあると言われており、更年期障害で分泌が減ったエストロゲンの作用を補うことができます。

マカのフィトエストロゲン

マカは、植物エストロゲンと呼ばれるフィトエストロゲンを含有しています。
フィトエストロゲンも、女性ホルモンのエストロゲンと似た分子構造をしています。
フィトエストロゲンが細胞にあるエストロゲン受容体と結合すると、エストロゲンと同様の反応が起こります。
ローヤルゼリーとマカの組み合わせは、更年期障害で分泌が減ったエストロゲンの代用となる成分をより多く摂取できるので、更年期障害の緩和に非常に有効と言えます。

肌荒れやニキビの改善

皮脂は、肌を乾燥やウィルスなどの侵入から守る重要な役割があります。
しかし、ストレスや加齢などで自律神経が乱れると、皮脂の分泌が不安定になります。
皮脂が多いと、ニキビや脂性の肌になります。
一方、皮脂が少ないと肌を乾燥から守れないので、肌荒れの原因となります。
ローヤルゼリーのデセン酸は、皮脂の分泌を調整する作用があり、ニキビや肌荒れを改善します。

皮脂の原料となる脂肪は、肝臓で生産されます。
その脂肪の代謝に関与しているのが、マカに豊富なビタミンB2です。
ビタミンB2を摂取すると、肝臓で脂質の代謝※1が正常に行われ、ニキビや肌荒れの原因となる皮脂の分泌も正常化します。
乾燥マカ100gにはビタミンB2が76mg存在し、これは成人男子が1日に必要な摂取基準の4,872%に相当します。

※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質を持つ物質に変えること。

糖尿病の予防

デセン酸とインスリン

一般の糖尿病は、加齢やストレスなどで血糖値を下げるインスリンの分泌が低下するか、或いは過食が常習化し常にインスリンが分泌されている状態になり、インスリンの効果が薄れているために発生します。
ローヤルゼリーのデセン酸は、インスリン様物質としても作用します。
インスリンが分泌されると、細胞にあるインスリン受容体がインスリンと結合し、細胞内にグルコース(ブドウ糖)を取り込み始め、血液中のグルコースが減少し、血糖値が下がります。

しかし、インスリンの分泌が減ると、インスリン受容体が作動しないため、細胞内にグルコースが取り込まれず、血糖値が高いままの状態が続きます。
デセン酸がインスリン様物質として、インスリン同様に細胞のインスリン受容体と結合すると、細胞が血中のグルコースを取り込むため、血糖値を下げられます。

マカとインスリンの関係

マカは、インスリンを生産するすい臓のランゲルハンス島のβ細胞に多く存在し、インスリンの分泌を活性化する亜鉛が豊富です。
乾燥マカ100gあたり、亜鉛を12mg含有し、これは成人男性が1日に必要な摂取基準の120%に相当します。
マカで亜鉛を摂取すると、インスリンの分泌が増えるので、血糖値が下がり、糖尿病を予防できます。

コレステロールの減少

デセン酸はコレステロールを減少させる効果があります。
また、ローヤルゼリーはビタミンB群の一つであるパントテン酸が豊富です。
パントテン酸は、ATP(アデノシン三リン酸)とシステインを結合することで、コエンザイムAと呼ばれる補酵素になります。
このコエンザイムAは、三大栄養素の糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに代謝する作用があります。

また、マカが大量に含有するビタミンB2は、コレステロールの原料となる脂質を代謝する際に補酵素として作用する栄養素です。
コレステロールは、肝臓での脂肪のエネルギー代謝が低下し、脂肪肝になると分泌が増えます。
パントテン酸やビタミンB2で脂質をエネルギーに代謝することで、肝臓の脂肪の量が減り、コレステロールを減少させられます。

抗がん作用

ローヤルゼリーのデセン酸は、ラットを使った実験では、血液のガンである白血病や、腹水ガンの抑制に有効に作用することが示されています。
一方で、発生してしまったガンに関しては、その進行を抑制する力が無いことも示されています。

マカは、ガンを抑制する効果のあるグルコシノレートを含有しています。
グルコシノレートは、マカをはじめとしたアブラナ科の植物特有の二次代謝産物で、小腸の細菌が持つミロシナーゼという酵素で代謝されると、イソチオシアネートに変わります。
このイソチオシアネートは、ガンの発生や進行を抑制するばかりか、ガン細胞のアポトーシス(細胞死)も引き起こします。
さらに、イソチオシアネートはガンを誘発する有毒な重金属などを、体外に排出する効果もあります。
マカとローヤルゼリーを一緒に摂ると、ガンの発生を抑制できます

血行促進

血行が悪くなると、肩こりや冷え性、疲労の原因となります。
ローヤルゼリーのデセン酸は、血行を促進する作用があります。
また、パントテン酸は脂質を代謝してコレステロールを低下させるので、ドロドロの血液を改善し、サラサラの血液にしてくれます。

一方で、マカのアルギニンは、血管を拡張させる一酸化窒素を体内で生産する際に使用されます。
また、マカに豊富なビタミンB群の1つであるナイアシンも、血行を促進する作用があります。
乾燥マカ100g中にナイアシンは35mgも含有され、これは成人が1日に必要な摂取基準の233%に相当します。
さらに、マカのグルコシノレートが変化したイソチオシアネートは、血液を凝固させる血小板の作用を抑制する作用があります。
マカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、血液がサラサラになり、血管も拡張するので血行が良くなります。

まとめ

ローヤルゼリーは、蜜蜂の働きバチが体内で生産する、三大栄養素や、水溶性ビタミン、各種ミネラルを多様に含む分泌液です。
ローヤルゼリー特有の成分であるデセン酸は、エストロゲンやインスリンに似た性質があり、更年期障害や糖尿病、コレステロールの低下、ガンの予防などに効果を発揮します。
マカとローヤルゼリーを一緒に摂取すると、マカに含まれるフィトエストロゲンや必須ミネラルやビタミンB群、豊富なアミノ酸がローヤルゼリーの効果を高めます。
マカも、ローヤルゼリーも健康効果が高い食品なので、継続して摂取することで体質が改善され、健康的な体を手に入れられます。

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