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マカのアスパラギン酸で疲労回復(マカに含まれるアスパラギン酸)

マカでアスパラギン酸を摂取

南米ペルーでは、古代から滋養強壮の効果が知られていたマカ。
最近では、マカを謳ったサプリメントが多く市場に出回っています。
マカは、滋養強壮成分の一つであるアスパラギン酸を豊富に含有しています。
マカが含有するアスパラギン酸が、体内でどのように作用し、どのような健康効果をもたらすのか、詳しくお話します。

アスパラギン酸とは

アスパラギン酸とは、体のたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち、体内で生産が可能な非必須アミノ酸です。
野菜のアスパラガスから発見されたのが、その名前の由来です。
動物にも植物にも普通に含有されるアミノ酸で、豆類やサトウキビ、牛肉などに多く含有されます。
また、私たちが舌で感じる旨味の成分の一つです。
熱に弱い性質なので、アスパラギン酸を摂取するときは加熱を控える必要があります。

マカのアスパラギン酸の含有量

乾燥マカ100gあたり、アスパラギン酸を670mg含有します。
アスパラギン酸発見の契機となったアスパラガスの場合、可食部100gあたりの含有量が430mgです。
また、アスパラギン酸が多い食品の代表である枝豆が100gで1500mgなので、マカはアスパラギン酸の含有量が多い食品と言えます。

マカとアスパラギン酸の効果

マカでアスパラギン酸を摂取すると、どのような効果があるのでしょうか?
アスパラギン酸は
(1)ミネラルの運搬
(2)スタミナ増強
(3)アンモニアの無毒化
(4)美肌効果
に、効果を発揮します。
実は、マカでアスパラギン酸を摂取すると、マカに含有される他の栄養素との相乗効果を発揮する場合があります。
それぞれ、マカのアスパラギン酸がどのように体に作用するのか、詳しく見ていきましょう。

細胞内へミネラルを運搬し疲労回復

アスパラギン酸は、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを細胞に運ぶ役割があります。
これらのミネラルは、細胞内で情報の伝達や細胞の浸透圧の維持に関わり、筋肉細胞や神経細胞の動きに重要な役割を果たします。
これらのミネラルが細胞内で不足すると、細胞や、細胞で構成される臓器の機能が低下し、生命を維持できなくなります。
特に、カリウムやマグネシウムは細胞の水分を調整し、細胞の浸透圧(※1)を維持する役割があります。
しかし、疲労やストレスが蓄積すると、細胞からカリウムやマグネシウムが流失してしまい、細胞の浸透圧の調節ができなくなります。
体の浸透圧の調整ができなくなると、体調不良を引き起こします。

(※1) 2種類の濃度が違う液体を隣り合わせにすると、濃度を一定に保とうとして水分が移動する力のこと。
細胞では、細胞を覆う細胞膜内外で様々な物質の移動が行われているが、この時に細胞膜で生じる圧力のこと。

マカはアスパラギン酸と一緒に、カルシウム、カリウム、マグネシウムを豊富に含有します。
疲れた体へマカを摂取すると、アスパラギン酸がこれら必須ミネラルを細胞内に運ぶので、細胞の浸透圧を整えることができます。
その結果、体調が改善し、疲労が回復します。

乳酸をエネルギーに変えスタミナ増強

人は激しい運動をすると、筋肉内に溜め込んでいたグリコーゲン(糖質)を分解し、エネルギーとして使用します。
グリコーゲンを分解すると、同時に乳酸が生産されます。
かつては乳酸が疲労物質と考えられていました。
しかし、乳酸は疲労の結果生み出されるものであって、最近では疲労回復のために放出されるエネルギー源であることが分かっています。
激しい運動で放出された乳酸は、通常肝臓に運ばれ、再び筋肉内に貯蔵するグリコーゲンの生産に使用されます。

一方、アスパラギン酸は、細胞内でエネルギーを生産するミトコンドリアのクエン酸回路に働きかけ、乳酸を分解してエネルギーに代謝する作用があります。
つまり、アスパラギン酸は運動時にエネルギーとして使用されない乳酸をエネルギーに変えるので、スタミナを増強できるのです。

アンモニアを無毒化して疲労回復

アンモニアは体内でたんぱく質やアミノ酸が代謝(※2)されると、その副産物として生産される窒素化合物です。
アンモニアは非常に有害な物質で、神経細胞を麻痺させたり、細胞内でエネルギーを生産するミトコンドリアの活動を阻害したりします。
そのため、アンモニアが体内で増えると疲労の原因となり、時には意識障害や神経障害を引き起こします。
そのため、体内で発生したアンモニアは血液で肝臓に集められ、肝臓にある尿素回路で無毒な尿素に代謝し、尿とともに体外に排泄する必要があります。

(※2) 代謝とは、ある物質を体内で化学変化させ、別の性質を持つ物質に変えること。

アスパラギン酸は、この尿素回路を構成する成分の一つです。
アスパラギン酸が無ければ、有害なアンモニアを無毒な尿素にすることができません。
アスパラギン酸は体内でも生産できますが、その生産量は加齢とともに減少します。
マカでアスパラギン酸を補給すると、尿素回路が活性化し、アンモニアの代謝が早まります。
その結果、エネルギーを生産する肝細胞内のミトコンドリアの活動が活性化し、疲労回復効果が強まります。

美肌効果

アスパラギン酸を尿素回路で代謝すると、肌の保湿成分であるコラーゲンの構成物質であるアルギニンが生成されます。
また、アスパラギン酸は皮膚の新陳代謝を促進する作用があります。

マカには、新陳代謝を促進し、細胞分裂を活性化する必須ミネラルの亜鉛も豊富です。
肌が気になる女性にとって、1日に必要な亜鉛の量は8mg。
一方、乾燥マカ100gあたりの亜鉛の含有量は12mgと、1日に必要な摂取基準を大幅に上回ります。
マカでアスパラギン酸を摂取すると、マカに含有する豊富な亜鉛との相乗効果で、皮膚の新陳代謝が活性化し、若々しく潤いある素肌を実現できます。

まとめ

アスパラギン酸は、体内でも生産可能な非必須アミノ酸です。
しかし、加齢とともに体内での生産力が低下してしまいます。
アスパラギン酸は細胞内にミネラルを運ぶ作用や、乳酸の分解、有害物質のアンモニアの分解など、疲労回復やスタミナ増強に効果を発揮します。
また、肌に潤いを与えるコラーゲンの原料となったり、肌の新陳代謝を活性化したりする作用もあります。
マカでアスパラギン酸を摂取すると、豊富なミネラルとの相乗効果で、疲労回復や美肌効果が飛躍的に高まります。
マカの滋養強壮効果が高いのは、アスパラギン酸と必須ミネラルが重要な役割を果たしています。

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